5年生との「大造じいさんとガン」の授業風景です。
機会を見つけては,先生方と相談し授業にこれまで入ってきました。
それは,子供たちに力をつけたい,先生方の授業力向上の役に立ちたいという思いからです。そして,何よりも,子供たち一人一人に自尊感情をもたせたいという思いがあります。
〔自尊感情(自己肯定感)とは〕
自尊感情(self-esteem:セルフ・エスティーム)とは,自分自身を価値ある者だと感じる感覚です。自分自身を好きだと感じること,自分を大切に思える気持ちのことです。自己肯定感と訳されることもあります。自信と言っても良いでしょう。ただし自尊感情は,単に人より優れているという感覚とは違います。
誰でも長所もあれば短所もあります。できることもあればできないこともあります。それら全てを含んで,自分がかけがえのない存在だと感じることが,自尊感情です。
自尊感情とは,自分をきちんと評価し受け入れること,自分の意見をしっかり言えて自己決定できること,人間関係の中でしっかり生活していると感じることです。
本来の能力や外見が同じでも,自尊感情が違えば,その人の考えや行動が左右されます。自尊感情(自己肯定感)は,心と体の健康を保つために必要なものです。
〔自尊感情が高いと〕
高い自尊感情を持っている人は,何事に対しても積極的に取り組み,豊かな体験を積み重ねていく中で,さらに自信がつき,自分を受け入れ,他者をも受け入れていくことができるようになります。
つまり,自尊感情が高い人は,結果的に学校の成績や仕事の業績がアップし,自分を大切にするだけではなく人への思いやりをもつことができ,ますます魅力的な人になっていけます。
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学習をとおして,自尊感情や自信を育てることで,心の安定や豊かな心,さらには確かな学力を身に付けさせていきたいと思います。
【追伸】
県民週間は終わりましたが,学級・学校でのお子様の学習態度や生活の様子は,いつでも参観してください。
子どもの成長は,学校(担任)と家庭(保護者)が,手を取り合い協力することが何よりも大切です
面談などお願いしたい場合は,担任の先生と御相談ください。