「校長先生,あひるのひは,ひとりでする。ですよ。」
小学校生活で初めての給食の様子を写真におさめようと,教室を回っているときに,一年生に言われた言葉です。それは,こういうことです。
パンにつけるジャムの袋の開け方を,一年生の男の子にたずねられたので,「見ていてね。こうやると,上手に切れて,ジャムも飛び出さないよ。」と,やってしまったのです。
入学式のとき話した「あひるのやくそく」です。私は,しまったと深く反省すると同時に,とてもうれしく思いました。私の話を,しっかりと受け止めていてくれたのです。
子どものもつ素直さや純粋さ,主体性,良さや可能性を,しっかり伸ばしていける教師でありたいと再認識することでした。