4月に視力・身体測定をはじめ眼科検診などがありました。5月以降も耳鼻科検診や内科検診,歯科検診が行われます。
昨年度も,残念なことに歯科検診の結果にむし歯の治療にいった児童は,6割にとどまりました。
残り4割の子どもたちは,1年間治療に行かず,さらに悪くなっていることが予想できます。
むし歯には,第一度(C0)から第四度(C4)まであります。
●第一度(Cl)エナメル質を溶かす
●第二度(C2)象牙質に至り歯がしみる
●第三度(C3)神経が感染しズキンズキンとした痛み
●第四度(C4)抜歯→咬合異常顎関節症
むし歯の症状が悪くなれば悪くなるほど,子どもの痛みなどの負担,治療のための経済的負担・時間的負担が大きくなります。
多くの歯科医は,「子どもの虫歯が激減したのは、口腔衛生の知識が保護者に浸透したことが大きな要因です。」と言っています。
今日,子どもの歯周病が増えていること,むし歯が無くても年に数回かかりつけの歯科医院に通い診察を受けることが言われています。
子どもの健康や命,幸せ,心の安定を守るのは,保護者であり,私たち大人です。
1日も早く歯科医院に行きましよう。