2年生の担任の先生が,毎朝子どもたちに読み聞かせをしています。
私も,28才で初めて1年生を担任したとき毎日読み聞かせをして,1年間で約200冊の絵本を読みました。約30年前を思い出します。
さて,読み聞かせは,子どもの発達にだけ良いものだと思っていませんか。実は,絵本の読み聞かせをすることによって,読んでいる大人にも良い影響があります。
日本大学の泰羅教授の実験によると,前頭前野(ぜんとうぜんや)と呼ばれる,思考や創造力,コミュニケーション,感情のコントロールをする部分が,母親が1人で音読しているよりも,子どもに読み聞かせすることによって活発に働いているという結果でました。
絵本を読むことで大人(教師,母親,父親)の感情も安定するということなのでしょう。読み聞かせは,子どものためであると同時に,大人のためにもなるということです。
読む力が十分ついていない低学年をおもちのお父さん,お母さん,今日から読み聞かせを始めてみませんか。やさしくなれるかも!