「高学年が読み聞かせを喜ぶのかな?」という声が聞えそうですが……。写真を見ていただくと分かりますが,どうしてどうしてとても真剣に集中して聞いています。高学年や中学生だからこそ,読み聞かせが必要です。実は全国の中学校で,読み聞かせボランティアが活動しています。
とても忙しい中学校の三年間。部活,進学とストレスの多い生活を送っている子どもたちにこそ「読み聞かせ」だと思うのです。もうすぐ大人になる「心」を育てるにはこの時期だと思うのです。「思いやり,優しさ,感謝」,そんな簡単なことだけれど,それができない子どもたちもいるのです。
そしてもう一つ,「命の大切さ」を分かって欲しい。「あなたはこの地球に生まれた,大切なかけがいのない存在」ということを分かって欲しいと思っています。小学生の時は,たくさんの本を学校や家庭で読んでもらえますが,中学生になると景色は一変して自分で読むしかありません。ですから,高学年・中学生に読み聞かせをすることが,少しでもこれからの人生を歩んでいく糧(力)になると思っています。
来年度も,読み聞かせよろしくお願いします。