「南薩地域感染症危機管理情報ネットワーク(NISE)」によると,新型コロナウイルス感染症陽性者は,7月20日現在,加世田保健所管内で15名,指宿保健所館内で7名確認されているそうです。南薩地区でも22名の感染者が確認されていることから,学校でも引き続き感染対策には万全を期していきたいと思います。そこで,NISEの中に流行の状況や管内疫学調査からの知見!が掲載されていましたので,不安やこわがる気持ち・ストレスから「いじめ・偏見・差別」が生まれるのを防ぐ意味でも,正しい情報として,一部を紹介したいと思います。
● 新型コロナウイルス感染症の流行状況
県内では,7月20日現在170名の感染者が確認されています。検査については7月19日現在8,314件(検査延べ人数)の検査を実施しており,内訳はPCR検査陽性230件(陽性件数は再検査を含む),抗原検査等陽性6件,PCR検査陰性8,084件です。国内では,7月20日現在感染者は25,096名が確認されています。
● 新型コロナウイルス感染症管内疫学調査からの知見!
新型コロナウイルス感染者は,加世田・指宿保健所管内併せて22名確認されました。それらの感染事例の疫学調査から,分かった事を記しますので参考にしてください。
① 発症2日以内(感染力のある時期)に医療機関を受診された方が複数おられましたが,幸い医療機関が標準予防策を徹底しており,受診先での感染拡大はありませんでした。
② 濃厚接触者のうち,感染陽性か陰性となるかの違いの一つは,マスクの着用状況でした。複数の事例で,陰性者はマスクを常時付けていたという情報がありました。
③ 感染陽性者と同室に20人程度が連続1時間程度滞在するも感染拡大がなかった事例がありました。マスクを着用し,座席間の距離が1m以上あり,エアコンは使用していたが窓を少し開けていたそうです。
マスク・手指衛生・3密回避・換気が感染回避に有効です。