Tuesday, July 7, 2020

新型コロナウイルス感染防止対策下における事故の運動器の健康並びに運動器検診について

   運動器検診関連学会から,子供たちの健康面のことで案内がありましたので紹介します。
  新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため,臨時休業それに伴う定期健康診断の延期の状況となっています。このような状況ですので,より一層児童の健康に留意する必要があります。
  運動器検診関連学会で,児童の健康,特に運動器の健康に関し以下の提言をまとめてありますので参考にして下さい。


【心配点とその対応】


・ 運動器(骨・筋肉・関節など)に異常があるのではないか。 
   例えば,側弯症(背中が曲がっている)やペルテス病(股関節疾患のため歩き方がおかしい)などは,数ヶ月から半年間で病気が進行することがあります。そのためにも保護者の方は,自宅でできる「運動器に関する保健調査票」を用いて,お子さんの運動器をチェックして下さい。
 明らかに異常があると思われた方は,学校医または整形外科医へ電話で相談あるいは受診して下さい。明らかではないが何となく異常があると思われた方は,注意深くお子さんの動きに注意して下さい。数週以内で悪くなっていると思われた方は,電話で相談あるいは受診を勧めます。 


・ 自宅での生活が長引く場合 
   運動不足により体力のみでなく体の様々な機能が低下します。また「運動器検診」を実施できないことで,運動器障害の見過ごしや悪化が心配され,将来「ロコモティブシンドローム」(運動器の障害により「立つ」「歩く」など移動する機能が低下している状態)につながる可能性があります。前述した側弯症や四肢の関節疾患が悪化した状態で,受診することになります。
  
・ 運動不足への対策 
   スポーツ庁では,運動不足に対する対策「子供の運動あそび応援サイト」を開設し,家庭でも楽しく行えるスポーツや運動を紹介しています。
  また,テレビ,ラジオ,新聞やネットなどでも様々な運動が紹介されていますので,ご家族一緒に運動を楽しみながら行って下さい。