「校長先生,池で大きなカエルつかまえた。」と,興奮気味に2年生の子どもたちが,休み時間に校長室にやってきました。
どんな大きなガマガエルか思い,きつくしばったビニール袋をのぞくと,たっぷりの水の上で力なくただよう3㎝ほどのカエルです。
好奇心旺盛の子どもたち,ビニール袋から取出し,「すごいでしょう」と言わんばかりに差し出します。
カエルは,対照的に「おれは,どうなるのだろう。」という悲愴感が伝わってきます。
私が,「このカエルね,まだ小学校2・3年生ぐらいだと思うよ。」,「みんなは,このカエルにとっては,ゴジラや恐竜みたいに大きくて怖いと思う……。」とつぶやくと,「あとから,池に返すよ。」と……。二度と丹波小の無邪気なモンスターに捕まらないことを祈るばかりでした。
私も,小学生のころは,虫や生き物にとっては『ビック・モンスター』でしたのですが……。