今日の各学級での授業風景です。実りの秋にふさわしい,熱心な授業が繰り広げられています。
どの学級の授業も,先生方の個性があらわれ工夫が見られます。子どもたちも落ち着いた態度で,読んだり書いたり,ペア・グルーブで話し合ったりして理解を深めています。
授業を参観していて,2年生の算数の掛け算の熱心な学習の様子に感心しました。2学期の算数で,かけ算の学習は全体の6割の時間(42~45時間)をかけます。それだけ重要な学習だということです。
それは,たし算,ひき算,かけ算,わり算(3年)は,中・高学年の基礎であり,生活に密着しているからです。
一つのテーブルに3人ずつ,8つのテーブルにすわっています。
全部で何人ですか。
【子どもの考え】
①
絵(人の形,○印)にかいて,数える。➡24人
②
ブロックを使って,数える。➡24人
③
指を使って数える。(かなり苦しい解き方)➡ 24人
④
3+3+3+3+3+3+3+3=24➡24人
⑤
3+3=6,6+3=9,9+3=12,12+3=15,15+3=18,18+3=21,21+3=24 ➡24人
⑥
………
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これらは,すべて正解です。そして,このあとに「かけ算の意味」をしっかり押さえることが大切です。
「3人ずつが8つある」☞「3人の8こ分」☞「3の8つ分」☞「3の8倍」という「基準量」の「いくつ分」を,3人ずつ×8テーブル分➡3×8とあらわす。ということです。
上のゴシックのことを,子どもにしっかり体験させ理解させた後に,九九を覚えさせないと必ずつまずきが,このあとおきる可能性があります。
子どもたちの教科書では,どの段でもこの考え方を大切にしています。