新聞やテレビ報道で紹介され御存じだと思いますが,イタリアの高校の校長先生が「生徒への手紙」をホームページに掲載しました。
その内容は,「今の世界の様子を17世紀に流行したペストによる混乱になぞらえ,デマなどに振り回される風潮に警鐘を鳴らし,正しい情報をもとに冷静な判断・行動が大切であることを述べたメッセージ」です。つまり,本当の疫病の敵は病そのものではなく,人間が過度に防衛的になる結果として互いに攻撃し,互いの理性的行動さえもなくしてしまうパニックなのだと教えてくれています。
(手紙の一部を抜粋)それは,人間が作る社会が毒され,市民生活が荒れること。目に見えない敵に脅かされた時,人間の本能は,あたかもそこらじゅうに敵がいるかのように感じさせ,私たちと同じ人々までもを脅威とみなしてしまう危険があります。14世紀と17世紀のペスト流行とは異なり,現代の私たちには確実で進歩し続ける医学があります。社会と人間性,私たちの最も貴重な資産であるこれらを守るために,文明的で合理的な思考をしましょう。もしそれができなければ”ペスト”が勝利してしまうかもしれません。では,学校で君たちを待っています。
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丹波小学校でも,今後,子どもや保護者,職員,地域の皆さんの健康と安全を第一に,正しい情報をもとに,安心メールやブログで皆様と連携をとっていきます。
◎指宿市役所・教育委員会の決定を受け,全職員で協議し校長の責任のもと,判断していきます。(「大丈夫だと思う。」,「まだ,鹿児島では陽性が出ていないから。」,「そんなに,厳しくしなくても……。」という考えは無責任だと考えています。)
◎卒業式や終業式,入学式,PTA行事・催しの実施の判断は,「533人全員の健康・安全を守り,感染を防ぐ。」ということです。そのためには断腸の思いですが,内容の制限や簡素化を行っていきます。
大人(教師・親)が,正しい情報をもとに正しい判断をし動揺しないことです。子どもとしっかり話し合いましょう。そのことが,子どもの心の安定につながります。
大人(教師・親)が,正しい情報をもとに正しい判断をし動揺しないことです。子どもとしっかり話し合いましょう。そのことが,子どもの心の安定につながります。