Thursday, December 13, 2018

学期末・冬休みは,保護者の皆様の協力が必要~「忘却曲線」と「復習の大切さ」~


高学年の学習風景です。どの学年も2学期の学習内容をしっかり終えるとともに,学力をしっかりつけるために復習やまとめを行っています。

先日の,PTA理事会などでもお話ししたのですが,先生方は,子どもたち一人一人が「分かる喜び」,「できる楽しさ」を感じれるよう,教え方の研究を深め,復習プリントなどを作成して,繰り返し指導しながら学力の定着を図っています。

大切なことは「忘却曲線」と「復習の大切さ」について知ることが学力を上げるコツです。
 




子どもたちは,学習後2日目には70%以上忘れます。(忘却曲線)

しかし,学習した後24時間以内に10分間の復習をすると,記憶率は100%に戻ります。そして,ここからが素晴らしいのですが,次回の復習は1週間以内に,たった5分すれば記憶がよみがえるのです。そして,次は1か月以内に2~4分復習すれば,また記憶は復活するのです。

先日,先生方に次のような提案をしました。



子どもたちが,先生の力をかりず,教科タイムやすきま時間を使って,主体的・継続的に取り組み基礎的・基本的学力を高める工夫を2学期末の今から実践しましょう。例えば,……

❶ 1年間のまとめの冊子・ドリル帳を作成する。(復習しやすい,見直しやすい)

❷ グループで主体的に取り組ませる。一斉で取り組める時間(教科タイム,すき間時間~時間の確保が必要。宿題にはしない。)をつくる

❸ 分からない問題は,グループの人に教えてもらう。聞かれたら教えることで,自分の理解も深まる。(グループ内やクラスの人権意識も高まる。学級内の人間関係の強化につながる。)

❹ 間違いは,必ず3回解く。

❺ 早く終わった子は,間違いを繰り返し解く。また「子ども先生」として指導する。

学習定着度調査(1/16),学力検査(1/23,24)

 子どもの学力向上は,家庭との連携が何よりも大切です。

 間違っている問題を中心に見届け,一緒に考えてあげてください。決して叱ったりせず,認め励ますことが意欲や自信につながります。

 時間をおいて,間違った問題を3回復習する習慣を付ければ,子どもたちの学力は飛躍的に伸びます。

 これからの学期末・冬休みは,保護者の皆様の協力が必要です。