今朝8時からおやじの会のみなさんが,雨の中お集まりいただき門松づくりをしてくださいました。約20名のお父さん方が,竹の切り出しから,組み立て,飾りつけなど,12時過ぎまでかけて,大型門松を完成させました。
年末年始の風物詩であった,『門松づくり』,『餅つき』,『大掃除』,『おせちづくり』,『年越しそば』は,伝統行事の簡素化や核家族化,仕事の多忙化,共働き世帯の増加,スーパーで用意できる商品などで,過去のものとなりつつあります。
『年賀状』や『初詣』,『凧揚げ・羽根つき・福笑い』の経験がない小・中学生も増加しているという調査もあります。(住所が不明,スマホで代用,ゲーム三昧など)少し,寂しい気もしますが,時代の流れかもしれません。
そういう中での,おやじの会の皆様の『門松づくり』には,深く感謝しています。明日から,登校する子どもたちは,門松を見ることで,1年の終わりを感じ新しい年を迎える期待感を持つことでしょう。
また,この門松には,お父さん方の丹波の子どもたちへの「新しい年も,すべての子どもたちが,健康で健やかに成長しますように」という深い愛情がこもっています。
◎『門松』年の初めに山から降りてくる「歳神様」を家に招き入れるための目印
○『松』一年中,葉を落とさない。長寿や健康を象徴します。
○『竹』まっすぐ早く成長することから、生命力の強さと繁栄を表しています。
○『梅』梅の花は一年で最初に咲く花です。実を宿すことから,縁起が良い。
○『南天』縁起の良いとされる赤い実。南天は「難転」「成天」の意味に通じる。
○『葉ぼたん』幾重にも葉が重なっている様子から「吉事を重ねる」という意味がある。
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丹波小学校の正門・下門の門松には,これらすべての植物が飾られています。子どもたちに話してあげてください。