Thursday, June 13, 2019

釜石の奇跡~判断力と行動力を育てる~


土曜授業の下校は,集団下校でした。これまで,地震の避難訓練で小田墓地に避難するなど,命を守る訓練を数多く行ってきました。

『全児童が,職員や高学年の適切な指示に従い,敏速に統制のある行動をとり安全に避難する。』また,『地域の危険箇所等について知り,危険回避できるようにする。』がねらいです。

 

2011年3月11日に起こった東日本大震災では小中学生の生存率が99%という“釜石の奇跡”を生んだ。釜石小学校では,すでに全員が帰宅していた。そして,地震が起こると184人の生徒は全員自分の判断で避難をし,1人も死ぬことがなかった。1人で家にいた子も,親の帰りを待つことなどなく単独で行動しました。

『釜石の奇跡』の「津波避難の3原則」は,以下のとおりです。

1 想定にとらわれるな

2 最善を尽くせ

3 率先避難者たれ

 しかし,石巻市立大川小学校の校庭にいた児童78名中74名と,教職員13名中,校内にいた11名のうち10名が死亡しました。

 

3原則を行動にうつすために必要なこと,それは訓練に真剣に参加しよく考え「自分の命を自分で守る」ための判断力と行動力を育てることです。