Saturday, June 8, 2019

ブザーは子どもを守る一つの手段~『PTSD』~


 金曜日と土曜日の子どもたちの元気な登校の様子です。

上門と下門で,ブザーを素早く(3秒で)鳴らすことができるか,声かけしています。

 先日,上学年4名の男子が下校時間に車に乗った男性から,声をかけられました。子どもたちは「いかのおすし」を守り,しかも防犯ブザーを鳴らしたので車はすぐにその場を立ち去りました。

 私は連絡を受け,すぐに現場に行き,男子2名と保護者の協力をいだいて,その時のことを聞きました。住宅地ですが,見通しのいい所です。改めて,声かけ事件は,どんなところでも起こりうると感じました。時間でいうと,十数秒だったようです。

『PTSD』を御存じですか?医学的資料にはこう書かれています。



心的外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder)。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は,深刻な心の傷(心的外傷)や大きなストレスを受けたあと,強い精神的な苦痛が続く障害です

PTSDは,大きな心理的ストレスを実際に経験すること,あるいはそういった場面に遭遇することなどを通して発症します。原因となりうる出来事としては,以下のようなものが挙げられます。

●大きな自然災害(地震や津波など)に遭遇する。

●重大な交通事故などに巻き込まれる。

●性的犯罪を受ける。

●学校生活で身体的暴行によるいじめを経験する。

●幼少期に身体的虐待または性的虐待を受ける。 など

●親友や家族が,事故などの突発的な原因により目の前で死亡する。

実際にPTSDを発症するかどうかは,経験・遭遇するイベントそのものから判断することはできません。同じような出来事を経験しても,心理的なストレスとして感じる程度は人それぞれであり,PTSDを発症する方としない方がいます。このことには,生まれ持った性格的な要因が影響しているのではないかと考えられています。

 自分の力で,危険や危機から身を守ることができれば,その後のストレスも軽減されるのでは,と考えています。(専門的な知識はないのですが……)

 ブザーは,子どもを守る一つの手段です。