Friday, March 1, 2019

子どもの考えや主体性が生かされている~楽しい卒業式練習~


 6年生の卒業式練習に参加しました。6年生は,年間を通して学級の壁を超えた「学年係」を決め,自分たちで計画を立て行動に移してきました。

 「卒業式係」の子どもたちが中心となり,先生方と相談しながらすすめています。

1組は卒業証書授与,2組は別れの言葉,3組は歌・入場というように別れて練習し,終わると交替していきます。とても楽しい卒業式練習です。

 実に効率的で無駄がなく,教え合ったり助け合ったり,子どもの考えや主体性が生かされているので,6年生一人一人が自覚をもった活動になっています。

 これまで,特に学校行事では,「教師が一方的に指導し,それに子どもが従う。」というような指導者の頭の中にあるプランがすべてでした。他の子どもや職員,は言われるまま・指導されるままという「操り人形」のような練習でした。

 私も,これまで,「させられる学校行事」から「子どもが考え,工夫しながら進んで実行する学校行事」への脱却・転換を図る努力をしてきました。

 優れた学校行事や教育活動は,本質的には授業と同じです。子どもが主体的に考え自ら解決していく学習指導は,教師の優れた指導力のもと,継続して力を積み上げていかないと実現しません。

 教師主導の教え込み・しゃべりすぎの授業は,子どもにとっては退屈で理解も浅いものになります。教師にとって,教え込みの授業はとても楽ですが,子どもはいつまでたっても主体的な学び手にはなりません。

 3月22日の卒業式は,子どもたち一人一人が主役となる感動的な内容となることでしょう。