わたしは,彼女の心配で不安そうな顔を見て,その場所を聞いた後「今から,そこへ行ってくるから,校長室で待っててね。」と,自転車で現場へ急ぎました。
現場には,車が止まっていて若者もいます。車の整備会社の人を呼んだようです。「この車は動きませんが,後のことは任せてください。」と話してくださり,おばあちゃんも安心した表情です。
校長室に戻ると,女児が待っていましたので,「大丈夫だよ。安心してね。」と,見てきたことを話しました。女児は,とても安心した表情で教室に戻っていきました。
私は,この女児の優しさや思いやり,困っている人を自分のこととして考えられる態度に深く感動しました。この女児の保護者や大人が,魅力的な人ばかりなのだろうと思うことでした。子は親を映す鏡です。