Friday, February 28, 2020

高学年こそ読み聞かせが必要です~人生を歩んでいく糧(力)~

 今週,保護者のみなさまの読み聞かせがありました。とてもうれしいのは,三学期になって高学年の保護者のみなさまが読み聞かせに来てくださっているということです。

 「高学年が読み聞かせを喜ぶのかな?」という声が聞えそうですが……。写真を見ていただくと分かりますが,どうしてどうしてとても真剣に集中して聞いています。高学年や中学生だからこそ,読み聞かせが必要です。実は全国の中学校で,読み聞かせボランティアが活動しています。

 とても忙しい中学校の三年間。部活,進学とストレスの多い生活を送っている子どもたちにこそ「読み聞かせ」だと思うのです。もうすぐ大人になる「心」を育てるにはこの時期だと思うのです。「思いやり,優しさ,感謝」,そんな簡単なことだけれど,それができない子どもたちもいるのです。

そしてもう一つ,「命の大切さ」を分かって欲しい。「あなたはこの地球に生まれた,大切なかけがいのない存在」ということを分かって欲しいと思っています。小学生の時は,たくさんの本を学校や家庭で読んでもらえますが,中学生になると景色は一変して自分で読むしかありません。ですから,高学年・中学生に読み聞かせをすることが,少しでもこれからの人生を歩んでいく糧()になると思っています。

 来年度も,読み聞かせよろしくお願いします。