Wednesday, April 17, 2019

主体性がない子どもを育てる~雨の日の車での送迎~


 今朝は小雨が降っていたので,子どもたちは傘をさしての登校でした。今後,雨の日が多くなると思います。これまでも,車での送迎でなく自力登校をお願いしてきました。

 それは,子どもから考える力を奪い,自立心のない依頼心・甘えの強い子どもになる可能性があると考えています。

 

 明治大学の諸富祥彦教授も,「親は子どものためと思ってやっているかもしれませんが,結果として子どものやる気や自主性,自立心,能力開発の機会まで奪ってしまっていることに気付いていません。子どもは何もかも親がやってあげなければいけない存在ではないのです。」,さらに「親がなんでもやってしまう過干渉育児は,まさにその主体性がない子どもを育ててしまっているのです。本来,自己選択することこそが人生のはず。過干渉で育てられた子どもは,大人になっても自分で職場も結婚相手も何も決められない,自分の頭で物事を考えられない人間になってしまう,そんな恐ろしいリスクがあるのです。」と述べています。

  今日,車での送迎は,ほとんど見かけませんでした。ありがとうございます。

<追伸>

 朝の車の校内乗り入れは,子どもの事故を防ぐため「ケガや病気の子どもなどやむを得ない場合だけ」認めています。御理解と御協力をお願いします。